空気清浄技術のご紹介

２つのクリーンブースの特徴

ビニールカーテン式クリーンブースの最大の特徴は、クリーンルームに比べ安価であり、設計が容易であること、そして施工期間が短いことです。そのため大変、利用しやすい装置としてコスト・納期を優先に考えられている企業様には好評のタイプです。
また内部での作業や装置に合わせることも容易です。加えて、改造や変更なども比較的行いやすい装置です。
清浄度は、クラス100（ISOクラス５）からクラス100,000（ISOクラス８）まで対応可能です。

一方、医薬品製造ラインなどに用いられる場合は前者と異なり、全ステンレス製で層流（ラミナーフロー）とし、周壁はビニールカーテン以外にハードパネルやメンテナンス用のドア等が取り付けてある場合があります。RABSと呼ばれることもあります。
この場合は特殊仕様になるため、価格も高めで、設計施工期間も長くなります。
また、バリデーション（詳細検証）にも長い期間が必要となります。
内部の除染を必要とされることも多く、対応可能な設計が必要となります。