空気清浄技術のご紹介

クリーンベンチ/安全キャビネット/アイソレータ

安全キャビネットとは

安全キャビネットは、微生物の取り扱いには不可欠な装置です。その最大の理由は作業域で無菌作業が行えることと、作業域外へ取扱物からのエアロゾル漏洩を防止できることです。
40年以上前に組み換えDNA実験に対して研究の安全確保のため、安全キャビネットが規格化、認知されました。従来からの病原菌の取り扱いに加え、がんウイルスの研究にも必需品となりました。

その後、安全キャビネットは、国内でも(公社)日本空気清浄協会で規格化され、現在は日本工業規格(JIS K3800)されています。
クラスはⅠ、Ⅱ、Ⅲに分類されています。利用されている大多数の安全キャビネットは、クラスⅡですが、その他にも大きな特長があり、用途により、使い分けられています。
クラスⅠは、排気にHEPAフィルターが装着され、無菌化されます。作業域は、室内空気が流入しますので、無菌作業はできません。
クラスⅢは、密閉構造のグローブボックスです。エボラ出血熱などの最高危険度の病原体の取り扱いに利用されます。